なぜ今、日本投資を考えるのか?

はじめに

海外在住10年、シンガポールなどの海外で働きながら資産を築いてきた私が、いま改めて日本投資に目を向けた理由をお話しします。海外での経験を活かしつつ、日本独自のメリットを取り込む──そんな新しい投資スタイルを模索する過程を、ぜひご覧ください。

1. 高賃金の国で資金を積み上げられたから

今やシンガポールなどの諸外国では日本よりも賃金水準が高く、働くだけで得られる収入も大きかったです。そのおかげで、毎月の貯金額はもちろん、株式やETFなどへの投資にも惜しみなく資金を投入できました。さらに、シンガポールにはキャピタルゲイン課税(売却益への税金)が一切ないため、資産は税引き前の運用利回りを丸ごと手元に残すことが可能です。

2. 海外に1億円以上の金融資産を形成

結果として、現金と有価証券を合わせて約1.2億円の資産を築くことができました。これは個人としてはかなりの額であり、私の長期的な“資産の土台”を支える数字になっています。

さらに、金融資産1億円以上を達成したことで(日本の定義でいう“富裕層”の仲間入り)、今後どのように資産運用をすべきかを真剣に考える転機にもなりました。ここまで到達したからこそ、リスク管理や税務・レバレッジ戦略といったより高度なフェーズへとステップアップする必要性を強く感じています。

3. 日本不動産を狙ったものの…ローンが難しい

将来的な帰国を見据え、日本での不動産保有も視野に入れました。しかし、日本人であっても海外在住者の場合、日本の銀行でローンを組むのは簡単ではなく、申し込みを進めるうちにそのハードルの高さを痛感しました。

さらに、アメリカやオーストラリアといった他国での不動産投資も検討しましたが、これらの国でも非居住者にはローン審査が厳しいうえ、住宅ローン金利が非常に高いことがネックとなり、思うように進められませんでした。

こうした経験から、「日本の“超低金利”を活かせる方法はないか?」という問いが、次なる投資ステージへの鍵であることを痛感したのです。

4. 日本の低金利を活かさない手はない

世界を見渡せば、主要国の住宅ローン金利は以下のとおり(2025年5月時点のおおよその水準)です。

  • アメリカ:30年固定で約6.5%前後
  • シンガポール:変動金利で約4.0~4.5%
  • 韓国:固定・変動ともに約5.0~5.5%

一方、日本では住宅ローンの変動金利が0.4%台、全期間固定でも1%前後という低水準が続いています。この差は圧倒的です。

もし将来、日本に帰国する可能性がある日本人であれば、この「超低金利」を有効活用できる環境を今から整えることができれば将来大きなアドバンテージとなるはずです。つまり、現状、非居住者であっても今から日本の投資機会を積極的に探っておかない手はありません。

低金利の“特権”を最大限に活用し、海外で築いた資産をより有利にレバレッジする──これが私の次なる投資ステップです。

5. 少額投資からはじめ、最終的に不動産へ

そこでまずは、1件あたり100万〜200万円程度の少額投資を中心に日本で資産を増やす方法を開拓することにしました。並行して、将来の不動産投資を見据えた資産運用会社を日本国内に設立します。

  • ステップ1:少額投資で資産を蓄積
    100〜200万円単位の小口投資できる投資(小口不動産、IPO株)、英語を活かしたインバウンド狙いの民泊、輸入業などで円資産を増やす。
  • ステップ2:法人格のメリットを最大化
    法人を通じて投資・事業を行うことで、日本非居住のまま日本の銀行を活用する基盤を作る。
  • ステップ3:不動産投資へのスイッチ
    資産運用会社の信用力を背景に、ゆくゆくは
    • 自宅購入用のマイホーム
    • 大家業としての賃貸不動産

  などを法人名義で取得し、本格的な不動産投資を始動する。

このように「少額→法人設立→不動産投資」というフェーズを踏むことで、リスクを抑えつつ規模を拡大し、最終的に日本低金利の“特権”を活用し、安定したキャッシュフローと資産価値向上を狙う戦略です。

6. 実例と結果をリアルに発信

この一連のチャレンジを、実際の数字や手続き、成果とともにリアルタイムで発信していきます。同じ境遇の海外在住者や、日本投資を検討中の方々にとって、有益な情報源となれば幸いです。

以上が、私が「いま」日本投資に踏み出す背景と狙いです。次回の記事では、現状の有価証券運用状況をご紹介しますので、お楽しみに!

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